2013年3月28日木曜日

ダメなのはアマゾンか、講談社か

昨日ホリエモンの記者会見をニコ生で見ようと思ったら、なぜかyoutubeでスティーブ・ジョブズのスタンフォードでの講演を見てしまった。
何度見ても素晴らしい講演で、身にしみてちょっと泣けたよ。

それにちょっとだけ関連して、ずっと前から気になっている(というか苛立っている)ことを思い出した。

売れに売れたスティーブ・ジョブズの伝記は日本のKindleストアのオープン当初からkindle版が売っているのだが、これはハードカバーと同じ1,995円。
しかし、その後ペーパーバック版が発売され、それは1,050円で売っている。
つまりkindle本が紙の本の2倍近い値段で売られている。

さすがにこんな馬鹿げた状況はしばらく是正されてるだろうと思っていたが、いっこうに価格が見直される気配がなくて、がっかりする。
これはアマゾンがダメなのか、講談社がダメなのか、どっちでしょうかね。


2013年3月20日水曜日

愛すべきパリのヘンテコ美術館


パリの所謂お洒落エリア(表参道、代官山的なエリア)マレ地区のはずれに、狩猟自然博物館(Musée de la Chasse et de la Nature)はある。
近くにはピカソ美術館もあり、華やかな美術館が数多くあるパリではかなりマイナーで地味なMuséeだが、ここはかなりイケている。

館内様子1。

一見現代美術風の展示室だが、ヘンテコなアンティークと現代美術的なものが混ざっている。


館内様子2&3:


これらは数百年前の拳銃の練習用の的である。
普通にかっこいいだろう、これは。
ものによってはコルクを詰めて空いた穴をふさいでいたりする。
これらのセンスがいいおかげで、1枚目の写真のヘンテコな拳銃を構えたおっさんの作品などもそれなりにかっこよく見えてしまう(単体では全く取るに足らない)。

館内様子4:

アンティーク、剥製、現代美術風の物品が混在する居室。
中央の青い人は残念ながらイブ・クラインではない(故に特に価値はない)。
たいしたことのない美術品もセンスのいい調度品と組み合わせることでそれなりに見える、という例。



ここまでは序の口。


館内様子5:

最もかっこいい部屋はやはりここ。
大量の剥製達! そしてこの天井とネオン管の絶妙な抜け感!
しかもこの中にいる一匹の白イノシシが喋る。カントリーベアジャンボリー的に。
部屋自体は拳銃のコレクションが所蔵されており、これもまた細かい細工が美しく、見飽きることがない。
最高。

館内様子6&7:


動物達。僕も鹿とかトナカイとかの剥製がほしい。


館内様子8:

この部屋もまた見事。
直立して吼える熊。壁にはたくさんの絵画。謎のビデオ作品。
美術品ひとつひとつは一級品とはとても言えないが、全体の調和によりものすごくセンスよく見える。
真似しようと思っても、やっぱりこの3メートル超の天井が日本では大きな課題になるなぁ。


というわけで、パリに行ったらこの美術館は必見。

2013年3月18日月曜日

ローマにてザハ・ハディドと和解する

最近ローマ方法が変わったおかげでヴァチカンが注目を集めているが、
ヴァチカンを含むローマの観光名所というのはヴァチカンの博物館&サン・ピエトロ大聖堂以外はおよそ退屈極まりない。

それ以外に唯一の見所と思えるのが、MAXXI(国立21世紀美術館)という名前の現代美術館で、ここはザハ・ハディド(Zaha Hadid)の設計。日本でも新国立競技場を設計する予定の、あの顔のこわいおばさんです。

ザハの建築はドイツのVitra Museum内の旧消防署(93年に作られた、ザハにとって初めて実現したプロジェクト)に行って以来、あの利用者の都合を無視したエゴに満ちあふれた空間設計が不快で大嫌いだったが、このMAXXIは素晴らしかった。斜めな床や壁もそんなに気持ち悪くなかった。

負けた。今まで悪口言ってごめん、ザハ。
あのとき(93年)は君もまだ若かったということで、許す。

どうかっこいいかは見ないとわからないだろうということで、以下は撮影禁止の館内で勝手に取った写真をご紹介。








2013年3月17日日曜日

José Parlá(ホセ・パルラ)予習

3月21日から東雲の新スペースに移るYUKA TSURUNO GALLERYでJosé Parlá(ホセ・パルラ)の個展が始まるが、ロンドンのHaunch of Venisonでも彼の個展をやっていたりする。というわけで、予習。

小さい作品もいいけど、やっぱり大きいペインティングがすごくよかった。特に上から2枚目の写真のやつ。





2013年3月15日金曜日

アンティークが好き。

アンティークが好きなので、クリニャンクールとかは大好きです。
パリにて。

この亀が欲しい。

こういうのが置けるなら庭があってもいいな。

ここは家具が多い一番奥のエリア。実は別に安いわけではない。

剥製は欲しくても輸入できない。

ヴィンテージのヴィトンの旅行鞄。新品より安いし、新品よりかっこいい。

写真雑誌『IMA』2013 Spring号でインタビューを受けました。

最近注目の写真雑誌『IMA』の最新2013 Spring号でインタビューされました。
「Collector's Eye 写真コレクターの自宅を拝見」という特集の第一回でご紹介頂いています。若干の脚色によりとても立派な人のように書かれてます。
恥ずかしながら自宅の写真付き。


TYCOON BOOKSも無理矢理ご紹介頂いています。
http://www.tycoonbooks.net/

ちなみにJulie Cockburnの作品集『Conversations』は英国でのセールスはわりに好調です。
まぁ当然だけどね。出荷が大変だ

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